杓谷技研ジャーナルについて

杓谷技研ジャーナルは、杓谷 匠(しゃくや たくみ)が運営するブログサイトです。

日本における本格的なインターネット広告市場が誕生したのは、Yahoo! JAPANの広告枠の仲介を目的としてソフトバンク社と電通が1996年に合弁で設立した、サイバーコミュニケーションズ社(現CARTA COMMUNICATIONS社)の誕生がはじまりと言われています。

2022年、電通が発表する『2021年 日本の広告費』において、「インターネット広告費」がテレビ広告を含む「マスコミ四媒体広告費」をはじめて上回りました。この二十数年間で、人々の情報へのアクセス方法が、テレビやラジオなど電波を利用する「放送」から、インターネットに代表される「通信」に大きく移行したと言えます。

インターネット広告の市場規模が急速に拡大した影響で、インターネット広告を生業とする人の数も急速に増加しましたが、90年代の黎明期にインターネット広告に携わった人の数が圧倒的に少ないことから、どのようにしてインターネット広告市場が成長してきたのかを説明できる人が少なく、成り立ちがよくわからないまま目の前の業務をこなしている方が多いのではないかと感じています。

私自身がインターネット広告の世界に入ったのは2008年のことで、黎明期を直接経験しているわけではありませんが、幸運なことに90年代の黎明期を知る当事者の方から直接薫陶を受けてキャリアをスタートすることができ、その後のキャリアの大きな指針となりました。諸先輩方から教えていただいたことを私自身の中だけにとどめるのではなく、次の世代につなげていく場を作りたいという思いから、この「杓谷技研ジャーナル」を創刊しました。

読者の方にとってわかりやすく有益な情報を提供できるように努めますので、末永くお付き合いいただければ幸いです。

杓谷技研ジャーナル主宰 杓谷 匠

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